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年賀状
年賀状を買いに行く。

昨年末の話ではない。2011年の1月11日のまさに今、年賀状を買いに行く。
念のため断っておくが、一年後に来るべき2012年に備えて年賀状を買いに行くわけではない、無論。
2011年の年賀状を買うのだ。

元々、生来の不精者ということに加え、年賀状を貰ったりするような友人知人の類はごくごく少数なので、基本的には年賀状は出さない。
ただ貰った人へは年賀状を返すようにしている。
今年も、「鳶飛踊か、どうせアイツは送ってこないんだろう年賀状。そんなんじゃ出す甲斐がないよ」「つうかあんな奴に出す必要あるのか」などと様々な葛藤、試練を乗り越え、選ばれた勇者たちが年賀状を送ってきてくれましたよ。2枚ほど。

それにしても貰ってから返信というのはまだありとしても、何故にすぐに返信しないというのか。我ながら呆れつつコンビニへ。
まだ年賀状が売っているのか不安だったのだが、置いてあった。
手に取りレジへ向かうも気恥ずかしくなる。
三箇日はもとより松の内もあけ、成人式すら終わったというのに年賀状。そういや今年2011年は山口の方の成人式で模造刀を持ってて逮捕された新成人が出たそうな、頑張れ。ちなみに模造刀を持っていった理由は「羽織はかまなら刀も必要だと思った」だそうだ。うん、頑張れ。

とまれ、今この時期に年賀状買うなんて、不精して年賀状出さないのに嫌われたくないので年賀状貰った人には返すことにしてるものの何だかんだ面倒くさがってモタモタしてようやく年賀状を買いに来てる駄目人間、とか思われそうなので(思われるも何も事実かもしらんが)、年があける前から年賀状はきちんと出していたのだが長いこと音信不通だった友人から不意の年賀状が昨日急に届いたので急遽年賀状が必要になり買いに来た人、という体でレジに並ぶことにする。

「いやあ、まいったな。まさかアイツから年賀状が来るなんて。それにしても懐かしいぜ、アイツ」
てなことを遠い目をして呟いていたら、不審者扱いされたよ。扱いも何も事実かもしらんが。