ウオドル ギャラリ

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青竜
竜の顔を描くのは難しい。
と、個人的には思っている。
特に西洋のドラゴンじゃなくて東洋の竜の方が難しい。
何かなかなか格好良くならないんだよなあ。

ちょっと油断すると可愛らしくなったり、ユーモラスになってしまったりする。
苦肉の策として無生物ぽくしようとしたら、当初の予想よりメカメカしくなってしまった。ま、これはこれでいいか。

今回の竜は、五爪で中国式。
何でも竜の爪は、中国では五本、日本では三本が一般的なんだそうな。
ま、そんなこと普通は知らんよね。俺も描くまで知らんかった。
で、このイラストは中国神話の四神をイメージしたものなので、五爪にしてみたのです。

四神自体は、日本でも昔から古墳に描かれたり、今でもファンタジー系のフィクションにも頻繁に使われている有名なモチーフだけど、個人的には青竜というと田中芳樹氏の『創竜伝』を思い出す。
もっとも創竜伝は四神じゃなくて、青竜を筆頭にした四海竜王のお話だけど。でも面白いので未読の人はオススメ・・・。
と言いたいが、同じ田中作品を推すなら、やっぱりまずは何と言っても『銀河英雄伝説』なんだよなあ。
超有名作品だから既読の人も多いだろうし、今さらなのはわかってる。わかりすぎるほどわかってる。それでも、ひょっとしたら未読の人がいたらと思うと薦めずにはいられない。小説読むの面倒くさいよ、という人はアニメ版もあるのでそちらでもいいぞ、
ただし、原作小説が新書10冊に対し、アニメ版は110話あるけどね。
余談だけどメインキャストの一人に若本規夫さんがおられますが、この頃の規夫(思わず呼び捨て)はブルァァッてないぞ。

とにかく何が言いたいかというと田中作品では『銀河英雄伝説』が一押し、次が『アルスラーン戦記』、で三番目に『創竜伝』、以後、『マーヴル年代記』『タイタニア』などなどとなるのだけど、は、七都市?灼熱の竜騎兵?何ですか、それは?
ていうかこの二作の続刊が出ることはあるのだろうか。