ウオドル ギャラリ

カスタム検索
ヤー・チャイカ
もう九月に入ったけど、しつこく未練たらしく夏っぽいイラスト。
このイラスト、タイトル何にしようかちょっとだけ迷った。
元々、イラストのタイトルにはそれほど凝らないので、まんまカモメとかにしようかと思ったんだけど、いくら何でもそれは芸がなさ過ぎるか、と思い直し少し思案。

ありがちな展開で横文字にすっか。外国語でカモメというとやはり一番最初に思いつくのは「メーヴェ」か。
ナウシカに出てくるグライダー、さらにはそれに因んだ歌詞が出てくる「あの紙ヒコーキ くもり空わって」で、そこそこ知られている単語になったと思う。
だけどメーヴェは、カモメをかっこよく言う時に使う言葉でもっとも使われてきた言葉のような気がして、使うのは気恥ずかしい。

じゃあ英語だ。
アメリカ万歳。
と思ったけど、カモメを英語でなんて言うか、俺は知らなかったし、世間様も知らんだろ、ということで却下。

じゃあアメリカがダメならおそロシア、ロシア語だ。
というか、ロシア絡みでカモメを使った有名な言葉あったじゃないの。ということで「ヤー・チャイカ」(私はカモメ)に決まったのだ。
女性として世界初の宇宙飛行をしたテレシコワの言葉ですな。
ちなみにこの言葉、詩的なロマンチックな台詞として捉えられることも多いけど、実際は単に事務的なニュアンスで言ったらしい。
というのも、チャイカ(カモメ)は当時のテレシコワに付けられたコールサインで、「ヤー・チャイカ」という言葉も単に自分のコールサインを使って「こちらはカモメ」と事務的に呼びかけただけというのが真相だそうな。

追記 ちなみに英語だとカモメはmew。
mewは猫の鳴き声でもあるけど、これがカモメも意味するのはやっぱ鳴き声が猫に近いからなのか、いや実際どうかはわからないんだけどさ。
じゃあウミネコは?と思ったら、こっちはblack-tailed gullでした。こっちは特に猫は関係なかった。

さらに追記 ついついカモメということで「かもめ☆チャンス」の広告、貼ってしまった。内容、カモメ全然関係ないけど、自転車漫画だけど。でも俺の中で一番の自転車漫画といえば「シャカリキ」でも「弱虫ペダル」でもなく「かもめ☆チャンス」なのです。